学部長メッセージ
危機管理の素養を身につけ、
看護を創造できる看護職の養成
災害や感染症など健康危機が頻発する現代において、命を守る看護職の重要性は一層高まっています。看護学部では「危機管理」を教育の柱に、2016年よりAHA(アメリカ心臓協会)のBLS(一次救命処置)に基づいた実践プログラムを導入し、救命に対する学生の意識と技術を高めています。さらに、基盤看護学実習室では学生2人で1床を使い、丁寧な指導のもと、理解度に応じた支援が行われています。薬学部や危機管理学部との多職種連携授業を通じて、チーム医療に欠かせない他職種理解とコミュニケーション力を養います。地域の保健医療福祉施設と連携した臨床実習や、看護職と教育・研究を深める「看護実践連携研究会」など、地域に根ざした取り組みも本学の強みです。一人ひとりの学生が持つ「人を助けたい」という意欲を大切にし、その力を最大限に引き出す教育環境を整えています。