教育方針
単位認定の方針:ディプロマ・ポリシーに相当
1.知識・理解
学芸員資格を取得する者は、学芸員としての職務に必要な知識・技術、及び社会人として必要な教養及び倫理観さらに様々な場面における危機管理能力を身につけることができる。
博物館学芸員の資格を取得する者は、社会教育機関としての博物館の使命を理解するとともに、博物館資料の収集保存、調査研究、活用発信についての職務内容とその方法に関する基礎的知識および技能を身につけることができる。
2.汎用的技能
学芸員資格を取得する者は、学芸員の職務に必要な技能及び職務に関する多様な問題を解決する能力、効果的に情報を発信するためのプレゼンテーション能力を身につけることができる。
学芸員の資格を取得する者は、地域における社会教育の中核的役割を担うため、情報を効果的に発信し、年齢や価値観の異なる多様な人々とコミュニケーションを図るとともに、行政・学校・市民団体・研究機関等の関係諸機関との連携や必要な調整を行うことができる。
3.態度・志向性
学芸員資格を取得する者は、学芸員の社会的役割と意義を理解し、教育に関わることへの確かな使命感や変動する社会の中で常に学び続ける態度、危機管理に対応できる志向性を身につけることができる。
学芸員の資格を取得する者は、博物館学芸員としての情熱や使命感を持ち、博物館資料の収集保存、調査研究、活用発信に対して常に興味・関心を抱き、博物館や社会教育に携わる専門職であるという責任感を身につけて職務を遂行しようとすることができる。
4.総合的な学習経験と創造的思考力
学芸員資格を取得する者は、ボランティアやフィールドワークをはじめとする各種の体験活動を通して、社会に貢献しようとする姿勢を身につけることができる。また、学芸員を取り巻く様々な課題に自ら取り組み、解決する能力を身につけることができる。
学芸員の資格を取得する者は、大学での学習について博物館実習を通して確認し、さらに博物館の現場で体験した新たな課題について、これまでのフィールドワークや多様な人々と接した体験に基づき自ら考え、解決しようとする能力を身につけることができる。
教育課程方針及び教育実施方針:カリキュラム・ポリシーに相当
学芸員課程
1年次には「博物館概論」、「博物館教育論」等の科目を通して、博物館学芸員課程の意義、社会における博物館の使命、学芸員の職務や必要とされる資質について理解させる。2年次には「博物館資料論」、「博物館展示論」等の科目を通して、職業としての博物館学芸員の具体的な活動内容について理解を深めさせる。同時に、現在の我が国の博物館を取り巻く様々な課題について理解させる。3年次には「博物館実習」を通して、実践的な知識・技能を習得させるとともに、博物館学芸員としての自らの資質、倫理観、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を再確認させ、今後の課題を発見させる。