薬学部薬学科
動脈硬化症の進展と退縮に関与するLTBP-1Lの機能解析に取り組んでいます。動脈硬化症は誰にでも起こる可能性のある疾患です。しかしながら、生活習慣が悪い人でも動脈硬化症にならず、一方で生活習慣が良い人でも動脈硬化症になる人もいます。元来ヒトに備わっており、動脈硬化症が発症して進展と退縮を繰り返す一連の機構について、LTBP-1Lという分子に注目して分子生物学的な研究を行っています。また、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患に対する治療薬の候補としてケミカルシャペロンに着目しており、これらの新規の化合物の探索ならびにその作用機作の解明も行っています。