薬学部薬学科
食品中の機能成分について研究をしています。現在中心的に行っているのが納豆菌が生産する血栓溶解酵素“ナットウキナーゼ”と、骨形成に必須の物質である“ビタミンK2”の生産性とその特性についての研究です。ナットウキナーゼは線溶系を増大させる作用が明らかにされているため、血栓症に対する予防効果及び治療効果が期待されています。またビタミンK2は骨形成には必須な物質であるため骨粗鬆症の予防薬として期待されています。これらの物質の増産因子について注目をして研究を行っています。またこれらの物質の特性や構造については完全には明らかにされていないので、それらを解明することで、機能性食品だけではなく、生活習慣病を予防する予防薬さらには治療薬の開発につなげることを目指して基礎研究を行っています。