危機管理学部危機管理学科
国の政策形成過程をリスク、危機管理の観点から考察しています。主に考察の対象としている分野は環境法、環境政策に関する分野です。従来、環境に関連する分野は、突発的な危機への対処という側面はあまりなく、主に化学物質管理、地球環境問題、生物多様性の保全等について中長期的なリスクを分析し対応法を検討するといった手法が取られてきました。しかし、東日本大震災を機に、原子力規制が新たに環境政策の分野に組み入れられ、また廃棄物処理等の分野でも緊急の危機への対処が重要な課題となっています。こうした新たなテーマも視野に入れつつ、環境法、環境政策についてリスクの観点を加味して現在行われている環境分野の諸政策について考察しています。