教育研究上の目的・教育方針・アセスメントポリシー
薬学部の教育目的
建学の理念を踏まえ、地域と連携しながら変動する社会的・医療的要請に対応することで、公衆衛生の向上及び増進による生活の質を確保でき、さらに危機管理能力を有する薬の専門家の育成を目的とする。
薬学科<6年制>
- 目標
- ①科学的な思考、及び医療に携わる者としての倫理と使命感を背景とする薬学的知見に加え、医療政策や医療経済に配慮することで、社会の変化に対応した患者本位の医療を提案できる能力の育成
- ②地域における薬の専門家の役割を理解し、患者・生活者とそれを支える専門職との円滑な意思疎通と信頼関係の構築ができる基本的能力の育成
- ③人に対して効果を有する化学物質(医薬品、医薬部外品及び化粧品等)の性質並びに法規制を考慮し、人々の福祉を向上させる能力の育成
- ④広い自然科学の知識及び体系的な薬学の知識を以て社会に貢献できる能力の育成
- ⑤最新の知見を通じて課題を自ら見出し、科学的思考に基づいた解決策を模索できる能力の育成
- ⑥生涯にわたり知識と技術を磨くとともに次世代を担う人材を育成できる能力の育成
- ⑦薬学的知見を背景とした危機管理能力に基づき、多職種と連携しながら多様な状況に対応する能力の育成
危機管理学部の教育目的
危機管理の素養を身に付け、安全で安心な社会を構築する知識と技能を習得し、健康で平和な社会を実現できる基礎的能力を持った人材の養成を目的とする。
危機管理学部の教育方針
アドミッションポリシー(入学者受入方針)AP
危機管理学部
- 入学者選抜
- 本学部は、危機管理の素養を身に付け、それぞれの専門分野における知識と技能を修得し、安全・安心な社会の構築に寄与する意欲的な人材を養成することを目指しています。この目的を達成するために、必要な専門知識、技能を身につけ、それぞれの専門分野に関わる業務に従事したい人を求めます。留学生ではこれらに加えて勉学に必要な日本語能力を身につけている人を受入れます。
本学部では、入学志願者の基礎的知識を評価するための一般選抜入学試験、意欲や表現力、コミュニケーション能力等の適性を多面的に判定するための総合型選抜入学試験等、複数の選抜制度を設けています。
- 求める人物像
- 下記の項目のいずれか複数の項目を満たす人を求めます。
- それぞれの専門分野において安全・安心な社会の構築に寄与したいという意欲のある者
- 自然科学分野の基礎的知識を備えている者
- 人文・社会科学分野の基礎的知識を備えている者
- コミュニケーション能力を有する者
力リキュラムポリシー(教育課程編成・実施方針)CP
危機管理学部
危機管理の素養を身につけ、それぞれの専門分野に関する専門知識と技能を有し、安全・安心な社会の構築に貢献する人材養成を目的として、教育課程編成、当該教育課程における学修方法・学修課程、学修成果の評価の在り方について示します。
教育課程は一般基礎科目と専門教育科目から構成されており、一般基礎科目は人文・社会科学、外国語、保健体育等からなり、専門教育科目は学部基礎科目、学科基礎科目、学科専門科目、専門実習科目及びこれらの集大成となる卒業研究を主とする総合科目を年次進行で編成し実施します。
初年次教育では、それぞれの専門分野の基礎知識を学科基礎科目として修得し、更に「危機管理学入門」等の学部共通科目及び学科基礎科目により危機管理及び専門分野における基礎的な知識・技能が修得できるように設定されています。2年次から3年次にかけては、学科基礎科目に加えて、学科専門科目においてアクティブラーニング、SGD(Small Group Discussion)により、それぞれの専門分野に関する専門的知識・技能が効果的に修得できるように設定されています。3年次より研究室に所属し、リスク・危機管理に携わる者として必要なコミュニケーションスキル、研究手法等を学び、4年次に「卒業研究」をとおして総合的な問題解決能力が身につくように設定されています。
また、教育課程を通じて、キャリア科目において、それぞれの専門分野に関わる現場の見学や実務実習により、それぞれの専門分野において社会に貢献する態度を身につけ、将来の進路選択に活かせるように設定されています。
「卒業研究」は学科で求める知識・技能・態度・思考力についての総合的な評価科目として、教育課程の 集大成と位置付けられています。
ディプロマポリシー(学位授与方針)DP
危機管理学部
危機管理学部では、危機管理の素養を身に付け、それぞれの専門分野における知識と技能を修得し、安全・安心な社会の構築に寄与する態度や思考力を身につけた者に学士(危機管理)の学位が授与されます。
- 知識
- それぞれの専門分野に必要な人文・社会科学の基礎的教養又は自然科学の基礎的な知識と応用力
危機管理に重要なリスク・危機管理の知識、健康で平和な社会、安全で安心な社会を構築するために必要な知識
- 技能
- 客観的なデータに基づき、さまざまな場面においてPDCA(plan-do-check-act)などの手法を用いて危機管理に対応することができる実践的な技能
- 態度
- それぞれの専門分野に携わる者として必要なコミュニケーション能力を有し、それぞれの専門分野において社会に貢献する態度
- 思考力
- それぞれの専門分野に関わる問題に対して論理的・実践的な解決策を考案する能力
危機管理学科
- 目標
- ①安全で安心な平和社会を創り出すことに貢献し、リスク・危機管理の基盤となる人文科学・社会科学の基礎的な知識の修得及び応用力を有し、リスクや危機に迅速かつ的確に対応できる基礎的能力の育成
- ②客観的なデータに基づき、さまざまな場面においてPDCA(plan-do-check-act)などの手法を用いて危機管理のシステムを開発できる実践的技能の育成
- ③リスク・危機管理に携わる者として必要なコミュニケーション能力の育成
- ④安全・安心な社会の構築に寄与する使命感や倫理観を有し、社会に貢献できる能力の育成
- ⑤問題に対し論理的・実践的な解決策を考案する能力の育成
- ⑥リスク・危機管理の実践を通じ、国際社会においても活躍・貢献できる基礎的能力の育成
保健医療学科
- 目標
-
- ①安全で安心な平和社会を創り出すことに貢献し、保健医療分野(臨床検査学・臨床工学・救急救命学)に関する専門的知識及び技能を有し、医療技術分野におけるリスクや危機に迅速かつ的確に対応できる基礎的能力の育成
- ②医療安全対策や、災害医療の場において貢献できる基礎的能力の育成
- ③チーム医療に携わる者として医療全般にわたり広い視野と見識を持ち、他の医療従事者とコミュニケーションをとりながら協力し、医療に貢献できる能力の育成
- ④進歩する医療技術に対し生涯を通じ最新の知識・技術を修得しようとする能力の育成
- ⑤問題に対し論理的・実践的な解決策を考案する能力の育成
- ⑥リスク・危機管理の実践を通じ、国際社会においても活躍・貢献できる基礎的能力の育成
航空技術危機管理学科
- 目標
-
- ①安全で安心な平和社会を創り出すことに貢献し、航空機の運航又は防災技術に関する専門的知識及び技能を有し、リスクや危機に迅速かつ的確に対応できる基礎的能力の育成
- ②航空機運航に必要な専門的知識及び技能を有し、航空機の安全な運航に寄与できる基礎的能力の育成
- ③機械や機器の動作原理や機構を知り、安全な機械や機器を設計、制御及び操作する技術者の基礎的能力の育成
- ④機械・機器の運用に携わる者として必要なコミュニケーション能力の育成
- ⑤問題に対し論理的・実践的な解決策を考案する能力の育成
- ⑥リスク・危機管理の実践を通じ、国際社会においても活躍・貢献できる基礎的能力の育成
動物危機管理学科
- 目標
-
- ①安全で安心な平和社会を創り出すことに貢献し、多様な動物とヒトの接点に存在するリスク・危機に対する評価・管理等を含む動物危機管理に関する専門的知識及び技能を有し、生命倫理と動物福祉に基づきヒトと動物が共存・共生できる社会の構築に寄与できる基礎的能力の育成
- ②動物生命科学、動物看護学、野生動物管理学、動物資源・畜産学、水生動物学又はアニマルビジネスの各分野における多様な動物を対象とした動物危機管理に関する専門知識に基づくヒトと動物の共存・共生を実現させる実践能力の育成
- ③多様な動物を対象とした動物危機管理に関する専門分野に携わる者として必要なコミュニケーション能力の育成
- ④問題に対し論理的・実践的な解決策を考案する能力の育成
- ⑤リスク・危機管理の実践を通じ、国際社会においても活躍・貢献できる基礎的能力の育成
看護学部の教育目的
安全・安心な健康生活の確保に向けて、豊かな人間性と高い倫理観、高い専門性と自律性を有し、看護の立場から見た危機管理の素養を身に着け、看護を創造し、看護実践の改革に寄与していける基礎的能力を持った人材の育成を目的とする。
看護学科
- 目標
-
- ①ヒューマンケアの理念に基づき生命の尊厳を重視した、豊かな人間性のある看護実践能力の育成
- ②安全・安心な健康生活を追求するにあたり、看護の立場からみた危機管理の素養を培ったジェネラリストとしての看護実践能力の育成
- ③地域住民の健康と生活に深い関心を寄せ、高い倫理観を持ち地域の保健医療福祉に貢献できる能力の育成
- ④高い専門性と自律性を有し、常に探究心を持ち、看護の特性を追求していく能力の育成
- ⑤保健医療福祉チームのメンバーとして協働できる能力の育成
薬学研究科の教育目的
薬学研究科薬科学専攻修士課程
薬科学専攻修士課程は、学部における一般的及び専門的教養の基礎の上に、専門の教育と研究を通して広範な学識と、研究能力と、さらに進んで研究指導能力を養うとともに、薬学の進展に寄与できる人材の養成を目的とする。
薬学研究科薬科学専攻博士課程(後期)
薬科学専攻博士課程(後期)は、健康の維持・増進や病気の治療に貢献することを目標に、新しい薬の創製や薬物の作用機能の解明、さらに医療の中での薬物の適正使用に関する研究を重視し、創薬・生命科学の領域でリーダーシップをとり、薬を通して社会に貢献できる人材の養成を目的とする。
薬学研究科薬学専攻博士課程
薬学専攻博士課程は、薬剤師としての視点をもって医療薬学を中心として、加えて生命科学と創薬科学の研究領域において、薬を通して健康の維持・増進や病気の治療に貢献できる薬剤師研究者(Pharmacist-Scientist)の養成を目的とする。
アドミッションポリシー(入学者受入方針)AP
- 修士課程
- 薬学研究科は、薬科学専攻、並びに薬学専攻より構成される。ともに薬学の視点から「健康で安全な社会の形成」を実現する人材の育成を目的としている。すなわち、薬科学専攻修士課程では自然科学系学士の学位を有する者またはそれと同等の能力を有する者を対象として、健康の維持や増進、病気の治療に貢献するため、新規生理活性物質の創製、その生理活性物質の薬効評価および作用機作の解明、動物実験を通じた生理活性物質の安全性評価など、一連の創薬科学の研究領域において広い学識と研究能力を身につけようとする者を受け入れる。
- 博士課程(後期)
- 薬学研究科は、薬科学専攻、並びに薬学専攻より構成される。ともに薬学の視点から「健康で安全な社会の形成」を実現する人材の育成を目的としている。薬科学専攻博士課程(後期)では、修士の学位を有する者またはそれと同等の能力を有する者を対象として、医療人としての倫理性を備え、自己の発想を大切にして真理を探求する意欲を持ち、創薬科学の研究領域においてリーダーとなる指導能力を身につけ、研究の発展に寄与しようとする者を受け入れる。
- 薬学専攻博士課程
- 薬学研究科は、薬科学専攻、並びに薬学専攻より構成される。ともに薬学の視点から「健康で安全な社会の形成」を実現する人材の育成を目的としている。薬学専攻博士課程では、6年制薬学課程を修めた学士の学位を有する者またはそれと同等の能力を有する者を対象として、医療薬学の分野において、問題解決能力を備えたリーダーとなる高度専門職薬剤師、あるいは薬剤師の視点からの創薬研究能力を身につけた薬剤師研究者(Pharmacist-Scientist)を目指す者を受け入れる。
力リキュラムポリシー(教育課程編成・実施方針)CP
- 修士課程
- 薬科学専攻修士課程では、学士課程での教育によって得た薬学の基礎知識を発展させて、一連の創薬科学研究の全体像を理解した上で、基盤的な専門知識と研究技能、問題の発見とその解決能力を身につけることで、創薬研究を担うに必要な能力を修得させる。すなわち、特論を履修し学習することで、創薬科学研究に関わる生理活性物質の創製、その薬効評価や作用機作、動物実験を基盤とした安全性の評価等について基盤的知識を修得させる。さらに、演習を通じて、論文の読解や問題の発見、プレゼンテーション能力を育成する。特別研究を通じて、先端的研究技術の修得と問題の発見とその解決能力の育成を行う。
- 博士課程(後期)
- 薬科学専攻博士課程(後期)では、修士課程で得た基盤的知識・技能を発展させて、先端的専門知識と高度な研究技能、研究の企画・遂行能力を修得させ、創造性豊かな研究・開発能力を持ち、創薬科学の研究領域で指導的能力を発揮できる人材を養成する。 すなわち、特別講義、生命科学ゼミナール、特別研究を通じて、自らの専門分野における研究の現状や最新の研究手法を理解した上で、自らの研究の位置づけやその研究の意義を議論し、新たな目標を設定して研究計画の立案とそれを実施できる高度な研究技術と研究能力を養成する。また、倫理性や強い責任感を育成し、研究結果に客観的に評価できる力を育てる。
- 薬学専攻博士課程
- 薬学専攻博士課程では、6年制新薬学課程で得た基盤的知識・技能を発展させる。薬剤師としての視点から医療薬学の領域、さらには生命科学、創薬科学の領域で、活躍するに必要な先端的専門知識と高度な研究技能、研究の企画・遂行能力を修得させ、専門職薬剤師としてあるいは薬剤師研究者として指導的能力を発揮できる人材を養成する。 すなわち、特別講義、医療薬学ゼミナール、特別研究を通じて、主に医療の場における問題の発見と解決や、新規医薬品の創製につながる基礎研究、あるいは既存薬のより有効な使用法の提案などに関わる研究能力を養成する。
ディプロマポリシー(学位授与方針)
- 修士(薬科学)
- 所定の期間在学し、薬学研究科のカリキュラム・ポリシーに沿って設定した授業科目を履修して、基準となる単位数(32単位)以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査および試験に合格することが、学位授与の必要要件である。修士論文の審査および試験は、その論文が創薬科学を含む薬学の進歩に寄与する研究成果を有しているかどうか、修士学位申請者が研究の推進能力、研究成果の論理的説明能力、研究分野に関連する幅広い専門的知識、学術研究における倫理性を有しているかどうか等を基に行われる。
- 博士(薬科学)
- 所定の期間在学し、薬学研究科のカリキュラム・ポリシーに沿って設定した授業科目を履修して、基準となる単位数(24単位)以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査および試験に合格することが、学位授与の必要要件である。博士論文の審査および試験は、その論文が創薬科学を含む薬学の進歩に寄与する特に優れた研究成果を有しているかどうか、博士学位申請者が研究企画・推進能力、研究成果の論理的説明能力、研究分野に関連する高度で幅広い専門的知識、学術研究における高い倫理性を有しているかどうか等を基に行われる。
- 博士(薬学)
- 所定の期間在学し、薬学研究科のカリキュラム・ポリシーに沿って設定した授業科目を履修して、基準となる単位数(32単位)以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査および試験に合格することが、学位授与の必要要件である。博士論文の審査および試験は、その論文が医療薬学を中心とする薬学の進歩に寄与する特に優れた研究成果を有しているかどうか、博士学位申請者が研究企画・推進能力、研究成果の論理的説明能力、研究分野に関連する高度で幅広い専門的知識、学術研究における高い倫理性を有しているかどうか等を基に行われる。
危機管理学研究科の教育目的
危機管理学研究科修士課程
危機管理学研究科修士課程は、国際的にも大きな取り組みが求められる温暖化などの地球環境問題やこれまでに例を見なかった様な大規模災害に的確に対応するため、従来の学部学科の枠組みを超えてより高度な専門知識を備えた危機管理の専門家を養成することを目的とする。
危機管理学研究科博士課程(後期)
危機管理学研究科博士課程(後期)は、自立して研究活動を行うとともに、危機管理対策に精通して、環境・災害・医療技術の各分野の知識を総合的に連携し、知識・判断力と経験を兼ね備えた危機管理の中核を担うことが出来る人材の養成を目的とする。
アドミッションポリシー(入学者受入方針)
危機管理学研究科修士課程
- 国際的にも大きな取り組みが求められる環境問題や大規模災害、さらには人の健康問題に的確に対応するため、環境、動物、災害、社会、医療技術の各分野を総合的に連携し、知識・判断力と経験を兼ね備えたより高度な専門知識を備えた危機管理の専門家を目指す者。
- 幅広い分野の知識修得や学際領域に興味を持つ意欲のある者。
- 研究成果や自分の考えを的確にプレゼンテーションすることができる者。
- 実験や調査、データ解析などを通して、研究者としての倫理観に基づき行動できる者。
- 研究分野で必要とする基礎的学力を有する者。
- 文献講読や調査研究に必要な基礎的英語を理解できる者。
- 社会人の希望者は、おおよその研究結果が得られており、修士論文又は特定の課題の研究成果としてまとめる段階である者。
力リキュラムポリシー(教育課程編成・実施方針)
危機管理学研究科修士課程
危機管理学研究科修士課程では、地球温暖化問題や大規模災害に的確に対応するため、従来の学術領域を越え、より高度な専門知識を兼ね備えた危機管理の専門家を養成することを目的としているため、以下の教育課程を編成している。
- 危機管理学の基礎学力を習得するための必修科目を共通基礎科目に配置している。
- 危機管理に関する幅広い知識を専門分野に活かすため、環境、動物、災害、社会、医療技術の各分野を横断的に学習するための共通基礎科目を、選択必修科目として配置している。
- それぞれの分野におけるリスク評価法を修得するために選択科目として配置している。
- 研究の推進能力、研究成果の論理的説明能力、学術研究における倫理性を習得するためにゼミナール形式の演習科目、及び、研究者・高度技術者として自己の研究を危機管理の立場から的確に位置づけ、自ら課題を発見し解決する能力を育成するための、実践的教育を中心とした特別研究科目を配置している。
-
ディプロマポリシー(学位授与方針)
危機管理学研究科修士課程
本課程は高度な専門的知識を備えた危機管理の専門家の養成を行う。そのため、所定の期間在学し、教育目標の達成を目的に計画されたカリキュラムに沿って履修し、所定の単位を取得するとともに、修士論文又は特定の課題についての研究成果の審査ならびに最終試験を合格し、以下の要件を満たす者に、修士(危機管理学)の学位を授与する。
- 環境、動物、災害、社会、医療技術のいずれかの分野における、リスク評価能力やリスク管理に寄与する能力を有している。
- 研究の推進能力、研究成果の論理的説明能力、研究分野に関連する幅広い専門的知識、学術研究における倫理性を有している。
アドミッションポリシー(入学者受入方針)
危機管理学研究科博士課程(後期)
- 博士課程(博士課程後期)では、自立して研究活動を行うとともに、危機管理対策に精通して、環境、動物、災害、社会、医療技術の各分野を総合的に連携し、知識・判断力と経験を兼ね備えた危機管理の中枢を担うことを目指す者。
- より高度な危機管理学に強い関心をもち、研究に熱心に取り組む意欲のある者。
- 当該分野の修士課程修了程度の能力をもち、自立して研究活動を行える者。
- 研究や調査などを通して、研究者・技術者としての倫理観をもっている者。
- 環境、動物、災害、社会、医療技術のそれぞれの分野の専門的知識を修得し、学際領域の基礎を理解している者。
- 研究内容や成果を的確にまとめ、プレゼンテーションする能力を身につけている者。
- 論文作成や研究に必要な英語力がある者。
力リキュラムポリシー(教育課程編成・実施方針)
危機管理学研究科博士課程(後期)
危機管理学研究科博士課程(後期)では、自立して研究活動を行うとともに、危機管理対策に精通して、環境、動物、災害、社会、医療技術の各分野の知識を総合的に連携し、危機管理の中核を担うことが出来る人材の養成することを目的としているため、以下の教育課程を編成している。
- 修士課程での教育によって得た高度なリスク評価に関する専門的知識と広い学識をさらに発展させるための基盤科目を配置している。
- 危機管理学の立場から環境、動物、災害、社会、医療技術の分野を統合的に総括し、新たな提案・提言を行うことのできる能力を育成するため、それぞれの分野に対するゼミナール形式の科目を選択必修として主要科目に配置している。
- 特に優れた研究企画・推進能力、研究成果の論理的説明能力、学術研究における倫理性を備え危機管理の立場からの対策・制度の研究に挑戦する創造力と活力のある研究能力を育成するため、実践的教育を中心とした特別研究科目を配置している。
ディプロマポリシー(学位授与方針)
危機管理学研究科博士課程(後期)
本課程は自立して研究活動を行うとともに、危機管理対策に精通して、環境、動物、災害、社会、医療技術の各分野の知識を総合的に連携し、知識・判断力と経験を兼ね備えた危機管理の中核を担うことが出来る人材の養成を行う。そのため、所定の期間在学し、教育目標の達成を目的に計画されたカリキュラムに沿って履修し、所定の単位を取得するとともに、論文審査ならびに最終試験を合格し、以下の要件を満たす者に、博士(危機管理学)の学位を授与する。
- 学術上あるいは実際上危機管理学に寄与する特に優れた研究能力を有している。
- 環境、動物、災害、社会、医療技術の分野のうち、複数の分野にまたがる危機管理に関する新たな提案・提言を行う能力を有している。
- 研究企画・推進能力、研究成果の論理的説明能力、研究分野に関連する高度で幅広い専門的知識、学術研究における高い倫理性を有している。
看護学研究科の教育目的
対象の健康と生活に着目し、当事者主体の立場を尊重し、広い視野に立脚し 看護学分野の高度な専門性を追及し、看護学の実践的研究能力を培い、健康で 安全・安心な社会の構築に向け、地域社会の保健医療福祉の発展に寄与できる人材を育成する。
アドミッションポリシー(入学者受入方針)AP
本研究科は、次のような者を求めています。
- 将来、①実践現場において指導的役割を担う可能性がある者、もしくは、②小児看護学の高度実践看護師を希望する者、③看護学の教育研究者を希望する者。
- 実践での課題・問題、もしくは文献等から得られた知見を基に、科学的・論理的に思考できる者。
- 自らの看護上の課題・問題を追究していくことができる者。
- 自らの意見を持ち、適切に表現できると共に、他者の意見を受け入れることができる柔軟な思考力・調整能力・態度を有する者。
- 社会的関心を有し、倫理的な態度を持って、他者の尊厳を重視できる者。
力リキュラムポリシー(教育課程編成・実施方針)CP
本研究科では、将来、実践現場での看護実践の質向上に向けて、指導的役割が担える人材、ならびに、特定分野での卓越した高度実践看護師、さらに看護学の教育研究者の人材を養成するために、専門分野を構成し、以下の教育課程で編成している。
- 専門科目の基盤となる科目として、共通科目を配置した。
- 専門分野は、3分野から構成する看護学(地域生活支援分野看護学、育成分野看護学、危機管理分野看護学)を配置し、いずれの分野においても指導的役割が担える人材、ならびに看護学の教育研究者の養成が可能な専門科目を配置した。
- 育成分野看護学では、小児看護の専門看護師養成に必要な科目を配置した。
- 各分野において、教育・研究を行う基礎的能力を育成する専門科目を配置した。
ディプロマポリシー(学位授与方針)
本研究科では、①実践現場において指導的役割が担える人材、②特定分野での卓越した高度実践看護師、③看護学の教育研究者の養成を行う。そのため、修士課程に所定の期間在学し、教育目標達成の目的で計画されたカリキュラムを学修し、所定の単位を取得すると共に、学位論文審査ならびに最終試験に合格し、以下の要件を満たす者に、学位(修士(看護学))を授与する。
- 高い倫理観を有し、対象の健康と生活に着目し、当事者主体を重視し課題を探求する能力を有している。
- 看護実践の場での課題・問題解決に向けて、広い視野に立脚して捉え、探求する能力を有している。
- 看護実践の場における現象に高い関心を寄せ、科学的手法を用いて探求し、実践の質向上に向けて教育研究する能力を有している。
- 看護の対象ならびに協働する看護職・他職種・他機関との円滑な連携能力を有している。
- 看護学の発展に寄与する研究・教育に取り組む基礎的能力を有している。
高度専門看護職業人を目指すものは、上記1~5に加え、以下の能力を身につけている。
- 看護学の専門分野における卓越した臨床看護能力を有している。
一般基礎科目
【単位認定の方針:ディプロマポリシーに相当】
A 知識・理解
幅広い分野に属する事柄について理解を深め、その知識を応用し活用できる。
B 汎用的技能
口頭または文書で、言語を用いて他者と協調できるコミュニケーション能力を身につけている。
C 態度・志向性
自ら様々な問題やテーマに興味を持ち、主体的に学ぶことができる。
D 総合的な学習経験と創造的思考力
自ら問題意識を持ち、創意工夫して問題を解決する能力を身につけている。
【教育課程方針及び教育実施方針:カリキュラムポリシーに相当】
教育課程の体系化
主に一年次において、人文科学、社会科学、語学、健康科学、危機管理学、及び社会人として身につけるべき基礎学力の養成のために必要な講義や実習に関する科目を開講する。
単位制度の実質化
授業を構成する講義・演習等について、シラバスに事前・事後学習課題を明記し、当該授業はこれらの学習をもって当該単位となることを明らかにして実施する。
教育方法の改善
授業評価アンケートを行って学生からの授業に対する評価を集約し、教育の活性化と教育指導方法の改善を組織的に取り組む。
成績評価
厳格な成績評価を行うため、授業ごとの単位評価方法をシラバスに明記し、それに基づいて客観的・総合的に到達度を判定する。
学芸員課程
【ディプロマ・ポリシー(単位認定の方針)】
A 知識・理解
学芸員資格を取得する者は、学芸員としての職務に必要な知識・技術、及び社会人として必要な教養及び倫理観さらに様々な場面における危機管理能力を身につけることができる。
博物館学芸員の資格を取得する者は、社会教育機関としての博物館の使命を理解するとともに、博物館資料の収集保存、調査研究、活用発信についての職務内容とその方法に関する基礎的知識および技能を身につけることができる。
B 汎用的技能
学芸員資格を取得する者は、学芸員の職務に必要な技能及び職務に関する多様な問題を解決する能力、効果的に情報を発信するためのプレゼンテーション能力を身につけることができる。
学芸員の資格を取得する者は、地域における社会教育の中核的役割を担うため、情報を効果的に発信し、年齢や価値観の異なる多様な人々とコミュニケーションを図るとともに、行政・学校・市民団体・研究機関等の関係諸機関との連携や必要な調整を行うことができる。
C 態度・志向性
学芸員資格を取得する者は、学芸員の社会的役割と意義を理解し、教育に関わることへの確かな使命感や変動する社会の中で常に学び続ける態度、危機管理に対応できる志向性を身につけることができる。
学芸員の資格を取得する者は、博物館学芸員としての情熱や使命感を持ち、博物館資料の収集保存、調査研究、活用発信に対して常に興味・関心を抱き、博物館や社会教育に携わる専門職であるという責任感を身につけて職務を遂行しようとすることができる。
D 総合的な学習経験と創造的思考力
学芸員資格を取得する者は、ボランティアやフィールドワークをはじめとする各種の体験活動を通して、社会に貢献しようとする姿勢を身につけることができる。また、学芸員を取り巻く様々な課題に自ら取り組み、解決する能力を身につけることができる。
学芸員の資格を取得する者は、大学での学習について博物館実習を通して確認し、さらに博物館の現場で体験した新たな課題について、これまでのフィールドワークや多様な人々と接した体験に基づき自ら考え、解決しようとする能力を身につけることができる。
【力リキュラム・ポリシー(教育課程方針及び教育実施方針)】
1年次には「博物館概論」、「博物館教育論」等の科目を通して、博物館学芸員課程の意義、社会における博物館の使命、学芸員の職務や必要とされる資質について理解させる。2年次には「博物館資料論」、「博物館展示論」等の科目を通して、職業としての博物館学芸員の具体的な活動内容について理解を深めさせる。同時に、現在の我が国の博物館を取り巻く様々な課題について理解させる。3年次には「博物館実習」を通して、実践的な知識・技能を習得させるとともに、博物館学芸員としての自らの資質、倫理観、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を再確認させ、今後の課題を発見させる。
アセスメント・ポリシー
千葉科学大学では、恒常的教育改善を行うことを目的として、学生の学修成果を評価するアセスメント・ポリシーを定め、学修成果の可視化を行います。本アセスメント・ポリシーに基づき、機関(大学全体)レベル、教育課程(学部学科)レベル、授業科目(各科目)レベルにおいて、入学生、在学生及び卒業生の各段階を調査し、評価します。
1)機関(大学全体)レベル
機関レベルにおける在学期間を通じて学修成果の到達度を検証します。
1年次春学期各科目の成績、学生生活アンケート、学生授業改善アンケート、資格試験の結果や卒業時及び卒業後アンケート調査、進路先への調査などにより、学修成果の達成状況を測ります。
2)教育課程(学部学科)レベル
教育課程レベルにおける学修成果の到達度を学部・学科ごとに検証します。
プレースメントテスト、学生授業改善アンケート、各科目の成績、卒業研究の成績、資格試験の結果や卒業時及び卒業後アンケート調査などにより、学修成果の達成状況を測ります。
3)授業科目(各科目)レベル
授業科目レベルにおける学修成果の到達度を検証します。
学生授業改善アンケートや各科目の成績などにより、各科目レベルでの学修成果の達成状況を測ります。
4)レベル・段階における評価指標と調査方法