子宮頸がんは、毎年1万人以上の女性が罹患し、約3000人の方が死亡しています。罹患のピークは30歳代後半ですが、近年20~30歳代の若い女性の罹患が増加しています1)。
子宮頸がん検診はHPVというウィルスが感染することで、発症します。HPVは性交によって感染します。しかし、感染者の90%以上は、自己免疫で排除されます。このウィルス感染が持続することで、子宮頸部の細胞が次第に癌化してゆきます。
子宮頸がんの予防は、ワクチン接種と検診です。政府は検診の受診対象者を20歳以上としています。また、2013年から12-16歳を対象にワクチンの定期接種を開始しました。しかし、直後に副反応の影響が大きく報道され、厚生労働省は一時的に積極的なワクチン接種勧奨を取りやめました。したがって、現在20歳を迎える学生のほとんどがワクチン接種を実施していません。子宮頸がん予防は検診に限られています。一方、20歳代の検診受診率はわずか17%と低迷しています2)。
記
日時:令和3年11月10日(水)17:50~
場所:看護学部棟 6201教室
概略:看護学部授業「リスク危機管理論」(冨樫千秋教授)の授業内で、以下について、実施します。
・趣旨説明
・生理用品の配布
引用
1) https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
2) http://www.cczeropro.jp/kenshin/img/result/result.pdf