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細胞検査士を目指す高校生の皆さんへ

細胞検査士養成プログラム養成室の整備が整いました。
最新の設備、充実した環境

  • 細胞検査士のアイテムである最新の光学顕微鏡(16台)や一度に15名の学生さんが先生と一緒になって鏡検できるディスカッション顕微鏡も設置されています。風光明媚な地域環境と充実した設備の下で「細胞診検査のスペシャリスト」を目指しましょう。
  • 細胞検査士を目指す高校生の皆さんへ
  • 細胞検査士を目指す高校生の皆さんへ

2019年度より
細胞検査士養成プログラムを設置

日本初 4年間で”トリプル・ライセンス”取得可能!(臨床検査技師・細胞検査士・遺伝子分析科学認定士)

臨床検査技師・細胞検査士・遺伝子分析科学認定士

臨床検査技師

細胞検査士

遺伝子分析科学認定士

細胞検査士養成プログラム

大学での細胞検査士養成の現状は

  • 現在、2人に1人が「がん」になり、3人に1人が「がん」で亡くなっている現状を鑑みますと、本学に細胞検査士養成プログラムを設置し、がんゲノム医療に対応できる人材を輩出することは重要です。
  • 現在、細胞検査士養成を設置している大学は、東京、神奈川、群馬、青森にそれぞれ1大学が設置されていますが、広域関東圏、東北、北海道の道県では養成施設はなく十分な保健医療体制が整備されていません。千葉県と接する茨城県、埼玉県に細胞検査士を育成する教育施設がないのが現状です。本学に細胞検査士養成プログラムを設置し、トリプルライセンスを取得した学生を輩出することは地域医療に貢献できるメリットがあります。

がんゲノム医療のスキームの概要

危機管理能力及びがんゲノム医療、遺伝子関連検査の
3つの資格を持つ臨床検査技師を養成

プログラム概要

危機管理の素養を持ち、臨床検査技師の国家資格受験資格と細胞検査士及び遺伝子分析科学認定士の資格取得を目指す人材を養成します。

細胞検査士とは
  • 細胞検査士は早期に病気の徴候を発見し、ヒトの命を救うことができる素晴らしい資格です。
  • ヒトから採取される色々な部分の細胞の中から顕微鏡を用いて正常細胞の中に潜むがん細胞を見つけ出し、早期発見に貢献しているのが細胞検査士です。
  • ヒトの生命を左右する重要な仕事なので、試験の難易度は高く、合格率は20%~30%で推移しています。
  • 資格の歴史は古く50年です。現在、全国で活躍している細胞検査士は約6,900名います。
細胞検査士養成プログラムの概要
  • 学部教育の一環として専門教育を実施します。
  • 2年次より、細胞検査士の受験に必要な科目を履修します。
  • 4年次進級時、学内の選抜試験に合格した学生がプログラムに進むことができます。
  • 細胞検査士の資格取得は臨床検査技師国家試験に合格することが条件となります。
  • 臨床細胞診断学に加えて、常勤教員によるゲノム医療の細胞検査への応用・新技術についても学びます。
がんゲノム医療に貢献できるトリプルライセンスの融合
  • がんゲノム医療とは、一人ひとりのがんの個性(原因)を明らかにし、患者さんにより適した治療薬の情報をご提供する次世代のがん治療です。
  • 遺伝子レベルでご自身のがんを知ることは、治療薬などの治療方針の選択に役立ち、副作用の軽減や病状の緩和などが期待できます。
  • がんゲノム医療分野にメディカルスタッフの一員となることで、トリプルライセンス取得者の重要性が高まります。
  • 細胞検査士は初期にがん細胞を見極める専門家です。また、遺伝子分析科学認定士のライセンスを同時に取得することで 「がん撲滅」に向けた大きな力となります。

学ぶ内容

チーム医療への貢献、医療安全への貢献、災害医療への貢献

医療の質と安全を確保し、医療事故の防止や院内感染を予防できる人材を養成します。また、災害医療や遺伝子関連検査を利用した先端医療の現場で活躍できる臨床検査技師を養成します。

カリキュラムの特徴

遺伝子関連検査の知識と技術を身につけ、先端医療に貢献する臨床検査技師を養成。
近年、日本でも遺伝子関連検査が注目され、インターネットなどを通じて気軽に利用できる遺伝子検査サービスが広まっています。しかし、これらは品質保証と検査技術能力の標準化がなされておらず、結果の信頼性が保証されていないのが現状です。そのため2014年、厚生労働省は安全性や科学的根拠の確保のために技術者を含めたルールづくりに着手しました。こうした動きを背景に、臨床検査学コースでは医療における危機管理を学ぶとともに、遺伝子関連検査の品質を保証し、高い技術をもった臨床検査技師を養成します。
特徴1卒業後の進路
臨床検査技師としての就職先のほか、大学病院・総合病院などの遺伝子検査室、遺伝性疾患や出生前診断などを行っている産科・レディースクリニック、再生医療、遺伝子治療などの先端医療を行っている専門病院遺伝子関連研究所遺伝子検査センターなど活躍の場がさらに広がります。
特徴2トップレベルの指導体制
この分野でトップレベルの多数の指導者が充実した教育を行い、遺伝子分析科学認定士®合格(3年次)に向けて支援しています。
特徴3充実したカリキュラム
生化学Ⅰ/Ⅱ、生理学Ⅰ/Ⅱ、解剖学Ⅰ/Ⅱ、病理学Ⅰ/Ⅱ、微生物学、免疫学、ウイルス感染学、人畜共通感染症学、遺伝子検査学、遺伝子検査学実習などを履修します。

主な開講科目

免疫検査学Ⅰ
種々の感染症や免疫疾患等に関連する免疫学的臨床検査項目は膨大かつ多様です。また免疫学そのものも、なお著しい変化を続けています。本講義では、「免疫学」で学んだ内容を確認するとともに、それらが臨床現場でどのように応用されているかを学びます。なかでも、ほとんどの免疫学的測定法の基本原理となっている抗原抗体反応は最も重要な要素であり、その熱力学的側面からの理解と応用を目指します。
臨床検査臨地実習
医療の現場に身を置き、学内では学ぶことや扱うことが難しい検査材料や高度な検査機器を実際に取り扱うことを通して臨床検査技師として不可欠な基本的技術を修得します。また臨床検査情報の意義や精度管理の重要性、病態解析へのアプローチ方法を学びます。さらに医療の中における臨床検査および臨床検査技師の役割と責任を知り、医療人としての自覚を養います。
血液検査学Ⅰ
血液は血球と血漿から構成され、血球は赤血球、白血球、血小板の三系統からなります。 その形態学的特徴と機能の関係、血液疾患と医学検査との関わりについて習得します。
臨床検査学総論Ⅰ
臨床検査医学における血液以外の検体検査(尿検査、便検査、脳脊髄液検査など)、および採血に際しての一般的な注意などを中心に学びます。臨床検査の現場としては最も日常的な部分であり実際的なことが多い分野です。
遺伝子検査学
核酸の構造と機能、遺伝の仕組みなどの基礎知識をはじめ、診療における遺伝子関連検査の役割、疾患と遺伝子異常、薬物応答性や体質診断、染色体検査および染色体異常について学びます。
本学の授業計画(シラバス)はこちらをご覧ください。

取得可能な免許・資格

  • 臨床検査技師 国家試験受験資格※1
  • 細胞検査士※2
  • 遺伝子分析科学認定士
  • 第2種ME技術実力検定
  • 防災士
  • 食品衛生管理者
  • 食品衛生監視員

※1卒業要件とは別に、大学が定める科目の修得が必要です。
※2細胞検査士の資格取得は臨床検査技師国家試験に合格することが条件となります。

卒業後の進路

危機管理学を学んだ本コ-スの卒業生は、医療全般にわたり広い視野と見識を持ち、他の医療従事者との連携をとりながら協力してチ-ム医療に貢献できる素養はもちろんのこと、医療過誤を未然に防止し、医療の安全管理に的確に対処できる人材なので、国公立病院や民間の病院などの医療機関・衛生研究所・臨床検査センタ-などの分野などで活躍が期待されます。これらの他、遺伝子関連検査を学ぶことで、大学病院、総合病院などの遺伝子検査室、遺伝性疾患や出生前診断等を行っている産科、レディースクリニック、再生医療、遺伝子治療などの先端医療を行っている専門病院、遺伝子関連研究所、遺伝子検査センターなど多くの活躍の場があります。
また、大学院へ進学して学究を深めることで新たな職域の拡大を図ることも可能です。これから臨床検査技師の職域は他分野にわたり需要が期待されています。

  • 公務員(国公立病院の臨床検査専門職等)
  • 医療機関
  • 民間病院の臨床検査専門職
  • 臨床検査関連企業
  • 臨床検査機器メーカー・臨床検査センター
  • 研究機関(国・地方自治体・民間企業)
  • 治験コーディネーター
  • 大学院進学
  • 製薬会社
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