2019年9月から12月にかけて行われた「温泉総選挙2019」の最終結果が発表されました。約2万年前の「化石海水」である銚子市犬吠埼温泉が「産官学連携」による現代版湯治効果としての研究などの価値の創造に尽力している点が評価され、特に顕著な取組やユニークな取組、PR活動、温泉活性化に向けた施策などを実施している温泉地として、選考委員会により特別賞に選出されました。
千葉科学大学は、銚子の観光資源のひとつである犬吠埼温泉の価値を高めるプロジェクトに犬吠埼温泉協議会とともに取り組み、2015年度には肌の保湿効果を検証し、2016年度には犬吠埼温泉地区で活用している3種類の源泉の年代を測定しました。その結果、各源泉により異なるものの、保湿効果があること、少なくとも約1万年から2万年前の化石海水型温泉であることが判明しました。
研究は、危機管理学部と薬学部の共同研究として取り組みました。
今回の入賞は、まさに地元銚子市の関係機関と連携して得られたものです。観光客のさらなる誘致と地域経済の活性化を図る意味では大きな役割を果たすことに期待されます。
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https://onsen-ouen.jp/sousenkyo/award/2019