2024年6月18日に千葉科学大学付属高校の科学と1年生と3年生が「科学と人間生活」の講義の一環として薬学部の実験室で実験を行いました。
テーマ➀ ナイロン66の合成
合成繊維ナイロン66の合成にチャレンジしました。ナイロン66は炭素数6つのアミンと、炭素数6つのカルボン酸を縮合させた化合物です。一方を水溶液として、もう一方を油に溶かし、両者を混ぜます。水と油の間(界面)に膜が生じます。この膜がナイロン66です。生徒たちは膜をピンセットでそっとつまみ、合成繊維ナイロン66を合成しました。写真はナイロン66合成の様子です。
テーマ➁ 炎色反応
炎色反応で使用した金属はナトリウム、リチウム、カリウム、バリウム、カリウム、そして銅です。それぞれの金属が添加されたタブレットを燃やすと、その金属特有の色を持った炎が発生します。生徒たちは炎の色を真剣な表情でメモしていました。
テーマ➂ 軟膏調剤
せっかく薬学部の実験室に来ていただいたので、化学実験だけでなく、薬剤師業務を体験していただきました。テーマは軟膏調剤です。軟膏版に医薬品に扮した、でんぷんのりを用意します。軟膏版にのった2種類のでんぷんのりをヘラで混ぜます。均一に混ざったら軟膏壺に入れます。つくったでんぷんのりはお土産として持って帰ってもらいました。
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