2025年9月13日(土)、帝京大学・板橋キャンパスにて開催された「第9回日本ワンヘルスサイエンス学会年次学術集会」において、救急救命学コースの村上龍助教が研究奨励賞を受賞しました。
発表題目は「自殺対策の新展開に向けた法医疫学的検討:自殺手段・背景要因の関係分析と学際的協働の可能性の模索」です。
本発表では、わが国の自殺対策における現状の課題を踏まえ、これまで連携が十分でなかった学術領域における研究の推進を提案しました。
具体的には、法医学や精神神経科学といった医学分野に加え、獣医学や環境科学など、人間・社会・環境・生物の相互関係に着目したアプローチを想定し、領域横断的な協働の必要性を示しました。
また、村上助教らの研究グループが取り組んでいる研究成果も交えつつ、今後の学際的連携による自殺予防研究の発展の重要性を強調しました。