研究情報RESEARCH INFORMATION

  1. 千葉科学大学ホーム
  2. 研究情報 RESEARCH INFORMATION
  3. 詳細

薬学科の小林准教授、坂本助教、照井教授らの共同研究の成果がInternational Journal of Molecular Sciences(IJMS)に掲載されました。

2022.12.27

ポリアミンは、ほぼ全ての生物に存在し、正常な細胞の成長・増殖に不可欠な物質です。また、熱ショック、酸化ストレス、酸ストレスなど様々なストレス下で,細菌の細胞増殖や生存に寄与していることが知られています。
今回、生命の祖先モデルとして広く研究されている高度好熱菌のThermus thermophilusにおいて特定のポリアミンがpHストレス時の生存に有効であること、好熱菌細胞内のポリアミンの組成は増殖温度だけでなくpHによっても変化することを見出し、更にこれまで不明であったポリアミンの合成経路の一部の酵素を特定したことが評価されました。

Alkaline Stress Causes Changes in Polyamine Biosynthesis in Thermus thermophilus.
Teruyuki Kobayashi, Akihiko Sakamoto, Keiko Kashiwagi, Kazuei Igarashi, Toshiyuki Moriya, Tairo Oshima and Yusuke Terui Int. J. Mol. Sci. 2022, 23(21), 13523
https://doi.org/10.3390/ijms232113523

page top