看護師主導型オリエンテーション・プログラムは、早期支援に必要とされる7つの要素から構成されており、看護師への教育介入を実施した後、オリエンテーションの実施前後で自記式質問紙調査と半構造化面接を実施した。その結果、実施後で、意思決定の葛藤と抑うつ傾向が軽減し、看護師への共感が高まった。また、丁寧な情報提供だけでなく、今後の見通しを立てながら説明がなされ、精神的なサポートになっていた。本プログラムは、患者への支援効果が定量的かつ定性的に示され、がん治療開始時期の意思決定支援ツールとしての実施可能性が確認された。今後は対照群を置いた比較試験にて有効性を検証していく必要がある。
所属 | 看護学部 看護学科 准教授
看護学研究科 看護学専攻 准教授 |
---|---|
学位 | 看護学修士 |
専門分野 | がん看護 |
学歴・職歴 | 2006年3月 国立看護大学校研究課程部(修士相当) 政策医療看護学専攻成人看護学(がん看護) 1991年4月 国立療養所松戸病院 入職 1992年7月 国立がんセンター東病院出向(国立がん研究センター東病院) 2020年3月まで |
|||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
主な担当科目【学部】 | 成人慢性期看護援助論Ⅱ,成人慢性期看護学演習、成人慢性期看護実習 | |||||||||||||||||||||||||||
主な論文・著書 |
<学術論文>
|
|||||||||||||||||||||||||||
所属学会 | 日本看護科学学会,日本看護管理学会,日本がん看護学会,日本緩和医療学会 | |||||||||||||||||||||||||||
資格 | 看護師 救急救命士 がん看護専門看護師 |