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様々な危機に対応する方法を学ぶ

地球環境保全コース

地球環境保全コースは、2022(令和4)年度に新設されたコースです。
地球環境の保全と対策は、国際社会における緊急な課題の一つです。
今、再生されたきれいな地球を次の世代に残していくことが求められています。
将来、現場で活動する学生に対して、現地における処置対策を適切に行うことができるように多くの基礎(知識)を得て、応用(知恵)に結びつけていただきたいと思っています。

イメージ図

この図のように、今、地球環境に影響を及ぼしている多くの問題があります。
まず、これらの現象を詳しく知っていただきます。また、原因の理解とともに、国内(政府、自治体、研究機関、関連企業等)及び国際社会(国連、関係国政府等)における保全対策を理解していただきます。さらに、これらの知識は、現地で活動する際、諸機関との連携協力の重要性の認識を深めることにもつながっていき、各種事象への対応活動の基本が明らかになっていきます。

講義内容

各年次の科目の概要

1年次(秋)
  • 地球環境保全概論 (8回、1単位)
    国際社会における環境問題の全体像を講義
2年次(春)
  • 地球環境保全論Ⅰ (15回、2単位)
    日本における環境問題の実態を講義
3年次(秋)
  • 地球環境保全論Ⅱ (15回、2単位)
    世界における環境問題の実態を講義
3年次(春)
  • 地球環境対策論 (15回、2単位)
    環境問題の解決に向けての取り組みを講義

講義内容

地球環境保全概論(1年秋学期・9月~1月・必修科目)

  1. 地球環境保全に係る国内外の取組
  2. 気候変動が地球環境に及ぼす影響
  3. 二酸化炭素排出が地球環境に及ぼす影響
  4. 海洋汚染が地球環境に及ぼす影響
  5. 地震が地球環境に及ぼす影響
  6. 津波が地球環境に及ぼす影響
  7. 放射性物質が地球環境に及ぼす影響
  8. 地球環境保全と経済の関係

地球環境保全論Ⅰ(2年春学期・4月~7月・選択科目)

  1. 日本における地球環境保全の諸課題
  2. 日本の海域の生態系における課題
  3. 日本の陸域の生態系における課題
  4. 日本の地形の特色
  5. 日本の気候変動と水利用における課題
  6. 日本における環境影響評価 (環境アセスメント)
  7. 日本の発電とエネルギーにおける問題
  8. 日本のごみ焼却施設における問題
  9. 日本の地盤と生物絶滅の危機
  10. 日本における鉱産資源の枯渇問題
  11. 日本における地震災害の歴史とメカニズム
  12. 日本における津波災害と対策の歴史
  13. 日本の土砂災害と火山災害の課題
  14. 日本に飛来する黄砂の特徴
  15. 日本における食品安全性に関する諸問題

地球環境保全論Ⅱ(2年秋学期・9月~1月・選択科目)

  1. 世界における地球環境保全の諸課題
  2. 地球環境保全のための国際法
  3. 世界の海洋における生物資源
  4. 世界の陸域における生物資源
  5. 世界における生物の進化と生物大量絶滅
  6. 世界の地形と地域特性
  7. 世界の気象特性と大気大循環
  8. 世界の水資源問題
  9. 世界に産出する地球環境に影響を及ぼす有害物質
  10. 世界の問題土壌
  11. 世界の畜産と環境問題
  12. 世界の環境汚染物質の現状と課題
  13. 世界の空港における課題
  14. 開発途上地域における課題
  15. 宇宙における環境問題

地球環境対策論(3年春学期・4月~7月・選択科目)

  1. 地球環境対策の諸課題
  2. 地球環境と経済・社会の統合的向上
  3. 環境が生体に与える影響
  4. 労働安全衛生環境における対策
  5. 自然環境を分析する方法
  6. 地球環境保全と管理の方法
  7. 地球環境保全対策のための現象解析技術
  8. 放射性物質の特徴と処理方法の選択
  9. 生物の生態系問題に対する対策
  10. 陸域に生育する植物及び生態系問題に対する対策
  11. 海に生息する動植物及び生態系問題の解決法
  12. 動物生態系における問題点と解決法
  13. 環境と動物の病気
  14. 地球環境保全活動における統合性・連携性
  15. 脱炭素化へのロードマップとクリーンエネルギー

この新コースは、「危機管理学科」の教員だけでなく、地球環境保全に関係する自然科学系を専門とする「危機管理学部」の教員20名が担当します。

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